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イールドスプレッドで10月21日の米国株市場を先取り!

  • 2019/10/19
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

★NY株式市場では、三指数ともに下落したうえ、米長期金利も低下したことで、イールドスプレッドが全般拡大したしかし、三指数ともに過去のイールドスプレッドと比較して割安感が薄れてきている。中国経済の減速を懸念して売りが先行した。また、ボーイングとジョンソン・エンド・ジョンソンが大幅安となり、2銘柄でNYダウを212ドルほど押し下げた。割安感が薄れている米国株の上値の重さが意識される展開となった。

 

25日SMAの26,762ドルがサポートとして意識され下げ止まる展開となった。5日SMAがわずかに下向きとなり短期的な上昇基調にブレーキがかかった。イールドスプレッドは拡大したが、株価の上昇と共に米長期金利も1.7%台に上昇してきており、割安感が薄れてきている。そのため、上ヒゲロウソク足が増えてきおり、上値の重さが意識される。下値では、10日SMAの26,691ドルや75日SMAの26,655ドルだ一旦の節目となりやすい。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲4.405%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/6/3-▲4.038%、

               19/8/5-▲4.102%

NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・10月17日:▲3.654%⇒10月18日予想▲3.708%

 

10月18日はNYダウが大幅下落したうえ、長期金利もわずかに低下したことから、イールドスプレッドは前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲4.405%から▲0.697%スプレッドがかい離が縮小した。19年1月3日の大底▲4.226%を▲0.518%と縮小した。19年6月3日の大底4.038%を▲0.330%と縮小した。19年8月5日の大底▲4.102%を▲0.394%と縮小した。

 

NYダウは下落したことで株式益利回りは上昇した。また、米長期金利も低下したことでイールドスプレッドは前日比で拡大した。米国債券に対してNYダウが前日比で割安となった。前日比では米国債券を買うよりもNYダウを買う方が良いことになる。中国経済の減速を懸念して売りが先行した。また、ボーイングとジョンソン・エンド・ジョンソンが大幅安となり、2銘柄でNYダウを212ドルほど押し下げた。イールドスプレッドは拡大したものの、以前ほどの割安感にはなっていない。そのため、上値が重くなると利益確定売りが出やすい展開。今後も米長期金利の動向が重要ポイントとなる。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲3.745%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/6/3-▲3.881%、

                19/8/5-▲4.002%、19/8月15日-4.179%

・10月17日:▲3.622%⇒10月18日予想▲3.646%

 

S&P500が下落したうえ、米長期金利も低下したことでイールドスプレッドは前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲3.745%から▲0.099%と平均値より縮小している。また、19年1月3日の大底となった▲3.869%に対して▲0.223%より縮小。19年6月3日の大底となった3.881%から▲0.235%とイールドスプレッドは縮小。また、19年8月5日の大底となった▲4.002%から▲0.377%縮小した。19年8月15日の▲4.179%とは▲0.533%より縮小した。イールドスプレッドは以前より縮小してきたことで割安感も薄れてきている。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲2.270%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/6/3-▲2.328%、

              19/8/5-▲2.383%、 19/8/15-▲2.498%

・10月17日:▲2.101%⇒10月18日予想▲2.136%

 

NASDAQが下落したうえ、米長期金利も低下したことでイールドスプレッドが前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲2.270%から▲0.134%縮小した。また、19年1月3日の大底となった▲2.179%に対しては▲0.043%下回った。19年6月3日の大底となった▲2.328%に対して▲0.192%縮小した。19年8月5日の大底となった▲2.383%から▲0.247%と縮小した。19年8月15日の大底となった▲2.498%から▲0.362%縮小した。

 

NASDAQのイールドスプレッドは、拡大したものの以前ほどの割安感は出ていない。NASDAQはハイテク関連銘柄が多く米中貿易摩擦の影響が大きく、三指数の中で上下に振れるボラティリティが最も高くなっている。特に米中通商協議の行方に左右されやすく、報道に振れやすい地合いとなっている。

 

三指数のイールドスプレッドは、株価指数が下落したうえ米長期金利も低下したことでイールドスプレッドは拡大する結果となった。しかし、全般米国株への割安感は弱まってきている。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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