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為替市場ではセンチメントの変化が!
- 2016/03/03
- アジアタイム
★ドル/円は、欧州市場からドル買いが強まり、2月ADP全米雇用報告で非農業部門雇用者数が予想を上振れしたことから、一時114.55円まで値を上げる場面があった。その後は一転してドル売りが強まる展開となった。後講釈として、前月分が下方修正されたからとの説明もあるが、市場ではそんな細かい数字で1円以上下落しない。実際には、テクニカル的に重要なポイントとして、ダブルボトムのネックラインとなっている2月16日の高値114.87円を上抜け出来なかったことにある。そのため、再度戻る売りが出た。NYタイムの午後になって、最後のドル売り仕掛けが観測されているあたり、CTA筋がドルの戻り売りを売っていることになる。ただ、アジアタイムに入ると、本邦長期資金のドル買いが入りCTS筋も早々にショートカバーを強いられたことにより円安が進行した。
今までなら、この仕掛けでズルズルと円高進行していたが、そうならないのは市場のセンチメントに変化が表れ始めたことになる。