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イールドスプレッドで8月5日の米国株市場を先取り!

  • 2019/08/03
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲4.436%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/6/3-▲4.038

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・8月1日:▲3.717%⇒8月2日予想▲3.789%

 

8月2日はNYダウが下落したうえ、米長期金利も低下したことで、イールドスプレッドは前日比で大幅に拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲4.436%から▲0.647%スプレッドがかい離していることや、19年1月3日の大底▲4.226%から▲0.437%や直近の大底となった19年6月3日4.038%から▲0.249%とスプレッドがかい離していることで売られ過ぎ過熱感は現状出ていない。

NYダウが下落したことで株式益利回りは上昇した。また、米長期金利も低下したことで、イールドスプレッドは前日比で大幅に拡大した。米国債に対してNYダウが前日比で割安となった。米国債を買うよりNYダウを買った方が良いということになる。そのため、NYダウが買われやすく米国債券に売りが入りやすい。今後も、米長期金利の動向が重要ポイント。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲3.735%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/6/3-▲3.881%

・8月1日:▲3.603%⇒8月2日予想▲3.692%

 

S&P500が下落しうえ、米長期金利も大幅に低下したことでイールドスプレッドは前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲3.735%から▲0.043%とスプレッドがかい離している。また、19年1月3日の大底となった▲3.869%に対して▲0.177%とスプレッドがかい離していることや、19年6月3日の大底となった3.881%から▲0.189%かい離している。S&P500も割高・割安感は出ていない。ただ、大底となった1月3日や6月3日のイールドスプレッドとのかい離幅が縮小しておりことから、もう一段S&P500が下落し米長期金利が低下するようなら、割安感が出てくる。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲2.224%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/6/3-▲2.328%

・8月1日:▲2.010%⇒8月2日予想▲2.112%

 

NASDAQが下落したうえ、米長期金利も低下したことで、イールドスプレッドが前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲2.224%から▲0.112%とスプレッドかい離している。また、19年1月3日の大底となった▲2.179%に対しては▲0.067%とスプレッドがかい離していることや、19年6月3日の大底となった▲2.328%に対して▲0.216%とスプレッドかい離している。

NASDAQの下落が大きいことからイールドスプレッドが2.0%超に拡大した。また、大底となった1月3日や6月3日のスプレッドとのかい離幅が縮小傾向にある。もう一段NASDAが下落し米長期金利が低下するようなら、割安感が出てくる。NASDAQはハイテク関連銘柄が多く米中貿易摩擦の影響が大きく、三指数の中で上下に振れるボラティリティが最も高くなっている。

 

三指数ともイールドスプレッドは、連日前日比で大幅に拡大する動きとなった。現在は三指数とも特段割安感も割高感もない水準で推移している。しかし、もう一段米国株安・米長期金利の低下が継続するようなら、近日中に米国株に割安感が出てくる。ただ、FRBの早期利下げ期待が後退して米長期金利が上昇してくると、イールドスプレッドが縮小傾向となり米国株に割高感が出始める。トランプ大統領がFRBに利下げを強要するのは、米長期金利が低下すると米国株が上昇してもイールドスプレッドの縮小が抑えられるからである。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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