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G20を終え東京株式市場は上昇か!?
- 2016/02/29
- アジアタイム
先週末のNY株式市場はまちまちの展開。一方で同日発表された米10~12月期GDP改定値は、季節調整済みの年率換算で前期比1.0%の増加、速報値の0.7%増から上昇修正され、市場のコンセンサス0.4%も上回った。FRBが年内に追加利上げを実施するとの観測が台頭しドル高をも誘発。先週末のCME日経先物(円建)の清算値は、OSEの日中終値比で55円高の16315円で取引を終了。G20財務相・中央銀行総裁会議が世界経済の減速を阻止するために「すべての政策手段を用いる」との共同声明をまとめて閉幕した。本日の東京株式市場は円安を好感する買いが想定され堅調推移と予想されるが、引き続き原油市場やクロス円絡みの為替動向には注意が必要か!?
寄り前5社ベースの外資系証券会社売買動向は、売り1750万株/買い1560万株との観測。セクター別の動向観測は、売り 化学・陸運・小売・自動車・電機・銀行・証券・ゴム・情報通信などから、買い 食品・水産・情報通信・通信・不動産・商社・化学などから観測…
【買い材料】
・G20、政策総動員し経済成長支える
・NY為替-ドル高 悲観的な米利上げペースに修正も(113円95銭-114円05銭)
・米10-12月期GDP・改定値+1.0%(前回:+0.7%)(予想+0.4%)
・上場企業の自社株買いが活発
・ナスダック続伸、(4590.47、+8.27)
・米債券市場-反落 好調な米指標で売り優勢
・欧州株式市場-続伸 インフレ鈍化も相場をサポート
・シカゴ日経225先物(16315、+55)
・日銀追加緩和期待は根強い
・メスター米クリーブランド連銀総裁「緩やかな利上げが依然として米国にとって妥当」
【売り材料】
・世界経済の減速懸念
・NY原油先物-反落 終盤になって利益確定売り強まる(32.78、-0.29)
・NYダウ反落(16639.97、-57.32)
・アベノミクス「評価しない」50%
・英国のEU離脱懸念
・恐怖指数VIXは19.81、前日比上昇
・ラガルドIMF専務理事「ダウンサイド・リスクの可能性が高まっている」
・プラートECB理事「ユーロ圏の指標の鈍化に警戒している」
・人民元の26日の中間レートは1米ドル=6.5338元、4日続落
【その他注目点】
・米国株式市場-まちまち ダウ平均、S&P500は原油安を嫌気して反落
・新年度予算案、あす衆議院で可決の見通し
・鴻海、シャープとの契約期限「設定せず」
・CRB指数-反落 銅、天然ガスが上昇 ガソリン銀が下落
・NY金先物-下落 リスクオフ姿勢の後退やドル高重し
・欧州債-リスク回避緩むもECBの追加緩和は確定的
・ルー米財務長官「競争的な通貨切り下げは回避する必要」
・ショイブレ独財務相「G20による財政刺激パッケージには反対」
・商業動態統計(1月)
・決済動向(1月、日本銀行)
・石油統計(1月)
・住宅着工件数(1月)
・建設工事受注額(1月)
・外国為替平衡操作(為替介入)実施状況(2月)
・加経常収支(10-12月)
・08:50 1月鉱工業生産速報(前月比予想:+3.2%、12月:-1.7%)
・16:00 独・1月小売売上高(前月比予想:+0.3%、1月:-0.2%)
・19:00 ユーロ圏・2月消費者物価指数速報値(前年比予想:0.0%、1月:+0.3%)
・23:45 米・2月シカゴ購買部協会景気指数(予想:52.5、1月:55.6)
・24:00 米・1月中古住宅成約指数(前月比予想:+0.6%、12月:+0.1%)
・24:30 米・2月ダラス連銀製造業活動指数(予想:-31.0、1月:-34.6)