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東京株式市場、円高を嫌気して反落
- 2016/02/23
- アジアタイム
23日の日経平均株価は前日比59円00銭安の1万6052円05銭と反落。前場は同15円高と小幅続伸したものの、円高基調を嫌気。前日の欧米株高を受けて買い先行で始まり、一時239円33銭高の1万6350円38銭まで上昇したものの、買い一巡後は円高を嫌気する売りが先行し急速に伸び悩んだ。2月上旬の大幅下落の半値戻し水準に接近して戻り一服感が出た印象だ。原油価格や中国式市場には落ち着きを取り戻したものの、上値を追える買い材料があるわけではなく、引き続き為替動向に振らされる結果となった。東京外為市場では円が上昇。英国のEU離脱問題が生じているユーロ圏の政治的不透明感を背景に、クロス円での円買い圧力が強まった模様だ。対ドルでは一時1ドル=111円台まで水準を切り上げた。ポンド・円は一時1ポンド=157円99銭と、2013年11月以来の水準までポンド安・円高が進んだ。ユーロ・円相場は一時1ユーロ=123円70銭と、13年4月以来の円高値を付ける展開となった。東証1部の出来高は23億2218万株。売買代金は2兆2925億円。騰落銘柄数は値上がり442銘柄、値下がり1415銘柄、変わらず84銘柄。