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東京株式市場反落ー地政学的リスクもあり
- 2016/02/17
- アジアタイム
本日の日経平均株価は3営業日ぶりに反落。需給懸念の強さを背景にした原油市況の下落、円高、地政学的リスクを背景にした仕掛け的な売りも225先物市場から観測され、後場には下落基調を強め、日経平均株価の下げ幅は一時400円を超えた。韓国・聯合ニュース電子版では世界最強のF22が嘉手納基地から韓国に到来と動画付きで大々的に報じていた。韓国市場では防衛関連銘柄ビックテックが堅調に推移。ドル・円相場は、朝方は1ドル=114円台前半で推移したものの、午後は113円60銭までドル安・円高方向に振れる展開となった。ボストン連銀のローゼングレン総裁は、金融市場の混乱と世界の成長の弱さを背景に、追加利上げが必要な時期が遅れるかもしれないと述べていた。また、中国人民銀行は16日午前、人民元の中心レートを前日から0.16%引き下げ、1ドル=6.5237元に設定。引き下げ規模は1月7日以来の大きさだった。日経先物は反落、前日比300円安の15740円で終了。日中の取引高は7万8467枚だった。鉱業や石油など資源株が業種別下落率の上位を占め、鉄鋼や繊維、非鉄金属など素材株、保険や銀行など金融株も軟調に推移。TOPIXの終値は前日比14.61ポイント(1.1%)安の1282.40。東証1部の売買代金は概算で3兆1136億円。売買高は28億4008万株。東証1部の値下がり銘柄数は全体の56%にあたる1087、値上がりは729、変わらずは120だった。JPX日経インデックス400は3日ぶりに反落。終値は前日比135.18ポイント(1.15%)安の1万1586.63。TOPIXも3日ぶりに反落し、14.61ポイント(1.13%)安の1282.40で取引を終えた。