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今日の東京株式市場ー材料不足?
- 2016/02/17
- アジアタイム
今週に入り短期的な戻りを試す展開が続いている東京株式市場であるが、更なる上値追いには材料が少々足らない状況か?。昨晩の米株の上昇は既に織り込み済みで、円高や原油の上値の重さなどから、日経平均株価は3日ぶりの反落?ただ、日経平均で1万6000円以下の水準では、バリュエーションからみると割安感も感じられ、更なる円高水準にならなければ大きく下押しする展開も想定しにくい。CME市場で日経平均先物3月物(円建て)は1万5930円と、大阪取引所の16日清算値を110円下回って引けた。今日の225先物は、前日の日中安値15810円も意識されるが、既にナイトセッションで15730円まで下落しており、下値は5日移動平均15702円が意識されるところ。上値は2月8から9日のギャップ(16540~16390円)が遠くなった印象か!?
寄り前の外資系5社ベースの外国人投資家売買動向は、売り2230万株/買い2460万株との観測。金額は売り越し。セクター別の動向観測は、売りは、 電機・自動車・銀行・小売・情報通信・化学・精密・機械などから、買いは 通信・食品・銀行・電機・サービス・建設・機械・空運などから観測。
【買い材料】
・岩田元日銀副総裁ーマイナス金利、実は銀行にプラス面多い(読売)
・NYダウ大幅続伸(16196.41、+222.57)
・ナスダック続伸、(4435.96、+98.44)
・日銀追加緩和期待強まる
・4産油国が生産据え置き合意
・カタール・エネルギー相「ロシアやサウジと、1月の水準での生産凍結で合意」
・株主還元を重視、配当総額は初の10兆円突破
・米債券市場-続落、逃避的な買いが後退
・恐怖指数VIXは24.11、前日比低下
【売り材料】
・欧州株式市場-高安まちまち、買い戻しの流れはいったん停止
・世界経済の減速懸念
・シカゴ日経225先物3月限、(15930、-110)
・民主、甘利氏の別の元秘書の新たな音声データ公開
・NY原油先物-反落、失望売りで上げを維持できず(29.04、-0.40)
【その他注目点】
・CRB指数-反落 ニッケル、小麦が上昇 ガソリン、銀が下落
・カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁「金融政策によるバブルの解決は困難」
・機械受注(12月)
・米対米証券投資収支(12月)
・台湾GDP(10-12月)
・英失業率(1月)
・米MBA住宅ローン申請指数(先週)
・米住宅着工件数(1月)
・米住宅建設許可件数(1月)
・米生産者物価コア指数(1月)
・米鉱工業生産指数(1月)
・米設備稼働率(1月)
・米FOMC議事録(1月26、27日分)
・HSBCのガリバーCEO、英国のEU離脱に警告