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イールドスプレッドで1月9日の米国株市場を先取り!

  • 2019/01/09
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

1月8日(火)の米国3市場は、NYダウ:256.10ドル高の23,787.45ドル、S&P500:124.72ポイント高の2,574.41ポイント、NASDAQ:73.53ポイント高の6,897.00と、3株価指数とも3日続伸した。一方、米長期金利も続伸となり2.730%と再び2.70%台を回復した。『8日付けPERと株価から逆算』して9日付け予想PER計算すると、NYダウ:15.47倍、S&P500:16.39倍、NASDAQ:22.69倍と3株価指数ともに上昇した。このPERを基に8日付けのイールドスプレッドを算出すると、NYダウ:▲3.736%、S&P500:▲3.372%、NASDAQ:▲1.677%と、三指数ともイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)となった。リスク選好の動きが強まり、米長期金利が3営業日連続上昇したことで三指数ともイールドスプレッドが縮小した。

 

NYダウの昨年の年初来底値時のイールドスプレッドを参考にする。4月2日に付けた年初来安値時のNYダウ:▲3.579%、S&P500:▲3.145%、NASDAQ:▲1.640%や、2月9日の反転時となったNYダウ:▲3.300%、S&P500:▲2.756%、NASDAQ:▲1.313%だった

 

8日(火)のNYダウの予想イールドスプレッドは前日▲3.840%⇒▲3.734%となり縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。米中貿易協議の進展期待を背景に、キャタピラーやボーイングなど中国向け売上比率が高い銘柄中心に買いが広がった。 また、原油価格の上昇が好感されたほか、ハイテク株を中心に買いが広がり一時330ドル超上昇した。VIX指数は21.40から20.40へ低下した。VIX指数は低下傾向にあるが、基本的には20を上回っているうちは警戒は怠れない。

 

S&P500の予想イールドスプレッドは前日▲3.465%⇒▲3.371%となり、イールドスプレッドは縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。ただ、連日4月2日及び2月9日のイールドスプレッドを上回っていることから、S&P500も割安感は残っている。

 

NASDAQの予想イールドスプレッドは、前日▲1.758%⇒▲1.677%となり、イールドスプレッドは縮小した。連日2月9日と4月2日のイールドスプレッドを上回っていることから、NASDAQも割安感残っている。米3指数の中ではNASDQ指数が一番イールドスプレッドが縮小した。前日に続きハイテク株への買いが続いている。

 

米中貿易協議が進展するとの期待が膨らんでいることや、原油価格の持ち直しなどから米国株価は回復基調となっている。ただ、米中貿易摩擦の終焉は見えず、米国の一部政府機関閉鎖も継続しているため、警戒は怠れない。また、英国が欧州連合(EU)から何の取り決めも結ばないまま3月にEUを抜ける『合意なき離脱』とのある可能性もある。英国議会での採決は15日の予定となっている。そのため、割安感だけでは持ち直す要因とはなりにくい。昨年の安値圏でのイールドスプレッドを上回っていることから、現状のところでは戻りは速いものの過熱感は見られない。

 

2011年4月21日以降のイールドスプレッドの平均値のNYダウ:4.498%、S&P500:3.666%、ナスダック:2.099%も下落時の節目となりやすい。

 

※毎日イールドスプレッドを掲載していきますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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