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5分足で分かる欧米市場動向 米中貿易協議再開を好感しリスク選好!
- 2019/01/08
- アジアタイム
★欧州市場朝方の取引では、先週末のパウエル米FRB議長発言を受けたリスク選好回復による全般的なドル安の流れが持続した。また、戻り売りに押されて106.10円台でドルは伸び悩みとなった。なお、欧州株は続伸して取引を開始した。米長期金利が2.64%台まで低下したことが重石となり、一時108.06円近辺まで下押しした。欧州株やNYダウ先物が伸び悩み推移となったが、108.15円前後でもみ合い商状が継続した。その後は、欧州株が軟調に推移、NYダウ先物も小幅反落に転じたが、市場では年末休暇明けの本邦実需筋からのドル買いが持ち込まれ108.30円台に持ち直した。
米株の底堅い動きや米長期金利が2.68%近辺と、プラス圏に浮上したことでドル買いが優勢となった。なお、米12月ISM非製造業景気指数は予想を下回ったものの、相場への反応は限定的だった。米中貿易協議の再開に貿易問題解決期待が強まりNYダウが上げ幅拡大につれてリスク選好の動きが継続した。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・11月小売売上高:前月比+0.6%(予想:+0.2%、10月:+0.6%←+0.3%)
・米・12月ISM非製造業景況指数:57.6(予想:58.5、11月:60.7)
★欧米市場のポイント
・108.06-74円のレンジ相場
・ユーロ圏11月小売売上高が予想上回りユーロ買い
・米中貿易交渉が進展するとの期待からリスク選好
・米12月ISM非製造業指数は予想を下回るも反応は限定的
・VIX指数は21.38から21.40へ上昇