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ポンド/円の4時間足では節目!
- 2016/02/05
- アジアタイム
★昨晩、本年の利上げが予想されていた英国中央銀行は金融政策決定会合で金融政策の据え置きを全会一致で決定した。注目されたのは、今まで利上げを主張していたマカファーティ―委員も据え置きを支持したことだ。カーニー総裁は『全てのメンバーが次の英中銀の行動は利上げと見ている』としながらも英国の貿易相手国の経済が『平均を下回る』との判断で、『展開が英国経済の下方理数になる』と指摘した。さらに、今後3年間の成長見通しを引き下げ、16年の成長見通しを2.2%(11月:2.5%)、17年:2.4%(11月:2.5%)、18年2.%(11月:2.6%)へそれぞれ引き下げた。利上げ開始は17年まで先送りされる可能性が強まった。
この結果を受け英ポンドは売られやすい展開となっている。1月9日以降のポンド/円4時間足では、75期間線(緑)の170.13円、120期間線(紫)の169.77円が下値支持ラインとなっている。また、上値では50期間線(青)の171.44円が上値抵抗ラインとなっている。
MACD(パラメータ:12、26、9)では、ゼロライン上方からMACDとシグナルがデットクロスし、下落基調となりゼロライン近辺まで下落している。ゼロラインが下値支持ラインとなることも多いことから、注意して見ていく必要がある。また、ストキャスティクススロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、%K:5.46%、%D:8.07とかなり売られ過ぎまで低下している。
今後の展開では、ストキャスティクスが売られ過ぎとなっていることで、一旦戻った場合50期間線が上値抵抗ラインとなる可能性が高い。また、120期間線を下回る場合は、下値切り下げとなり165円程度まで押す可能性もあり注意が必要だ。