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仕掛け的な売りもあり、東京株式市場は・・・

  • 2016/02/03
  • フジトミ証券
  • アジアタイム

原油先物相場の急落で、日経平均株価は一時、前日の終値より670円超下落した。終値は、昨日より559円43銭(3・15 %)安い1万7191円25銭。TOPIXは45・77ポイント(3・15%)低い1406・27。産油国の減産調整が期待できない、との見方から、前日のWTI原油の先物価格が急落した。ダウ工業株平均も下落。その流れを東京株式市場も引き継いだ格好だ。外国為替市場の円相場が、1ドル=119円台半ばで推移し、 円高を嫌気する動きも観測。 現物株市場では、自動車や機械など輸出関連、鉄鋼など素材関連、証券株中心に幅広い業種が安い。IHIや神戸製鋼所、野村HDなど業績が懸念される銘柄にも大口売りが観測された。225先物3月限は大幅続落し、620円安の17160円で終了。売買高は9万3720枚で1月29日以来の大商いとなった。

場中、時間外取引のNY原油先物が一時持ち直したこともあり、ショートカバーや押し目買いが入り、午後1時12分に1万7300円41銭(同450円27銭安)まで戻す場面があったが、仕掛け的な売りも225先物市場で観測され、引けにかけて1万7200円割れ水準での動きが目立つ展開となった。

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