★週末の日銀金融政策決定会合で、マイナス金利導入を受けドル/円は乱高下となった後、欧州序盤はドルが底堅さを維持して120円台後半で推移した。年初から円買いポジションを積み上げてきたことで、海外投機筋からの円売り戻しがドルを下支えした。その後は欧州株価が全面高の展開となったが、原油価格の下落でドル/円は120円後半で上値の重い展開だった。22:30に発表された米10-12月GDPは小幅予想を下回るも内訳の個人消費が堅調さを示したことや、米消費者物価指数（CPI）も予想範囲内で懸念されたほど低下していなかったことから米長期金利の低下幅が縮小したことや、月末絡みのフローが出たことでドル買いが再燃した。ただ、その後は『イランは減産に前向きではない』と伝わると、原油価格が失速したことや、米長期金利が低下幅を拡大したことで、12月18日以来の高値121.69円まで急ピッチに上昇したドル/円に売りが出て121円近辺までドル売りが継続した。暫くは121円を挟んだ値動きが荒くなったものの、引けにかけては市場参加者が減るなか121円前後で動意の薄い展開で終了した。