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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 リスク回避でも思いのほかドル堅調推移!

  • 2018/06/28
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場朝方の取引では、欧州株が全面安、NYダウ先物も大幅に反落する中、リスク回避の円高の流れが続いた。株価の下落につれ、一時109.69円付近まで下落したが、全般的なドル高が進展したことに下支えられ、109.75円前後でドルは下げ渋る展開となった。欧州株やNYダウ先物が下げ渋るにつれて、リスク回避による円買いの動きは一巡しじり高となった。米長期金利もやや持ち直しとなったことを受け、一時109.91円前後にドルは反発した。トランプ大統領が『中国投資制限でもっとも厳しい措置は取らない』と発言しリスク選好の円売りの動きが強まった。米商務省がこの日発表した米5月耐久財受注額(季節調整済みで半導体は除く)は前月比0.6%減となり、市場予想の前月比1.0%減を上回った一方、変動の大きい輸送関連を除いた受注額は前月比0.3%減と予想の前月比0.5%増に反して減少した。市場予想を上回る結果を受けてドルは堅調推移となった。しかし、クドロー国家経済会議(NEC)委員長がFOXビジネスニュースとのインタビューで「トランプ大統領は中国に対し、姿勢を緩めていない」と発言したため、警戒感が再燃した。そのため、一時300ドル近く上昇していたダウ平均株価も123ドル高と、上げ幅を縮小し、米長期金利も2.88%から2.83%へ低下した。 NYダウが上げ幅を縮小したほか、ナスダック指数が下げに転じたことなどが相場の重石となった。NYダウが下げに転じたことや米長期金利の低下からリスク回避的なドル売りが優勢となった。ただ、110円台は維持された。

 

欧米市場では109.70-110.50円のレンジ相場となった。クドローNEC委員長の発言後は上値が重い展開となり、NYダウの165ドル超の下落や米長期金利が低下したにもかかわらず、思いのほか底堅い展開だった。欧米市場のレンジを上・下抜けするとストップロスにより変動幅が大きくなりやすいので注意。

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