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日経平均は上値がやや重い展開か 円高基調を嫌気
- 2017/07/18
- アジアタイム
前日の米国株式市場は、ECB会合や決算発表控え様子見の中、ほぼ横ばい。S&P500種株価指数は前営業日比0.13下げて2459.14で取引を終え、NYダウは8.02ドル安(-0.03%)の21629.72ドルで取引を終了した。一方で、医療保険改革の採決が、マケイン議員の手術を理由に延期されたことが不透明要因となり上値の重しとなった。
NYMEXのWTI先物8月限は前営業日比52セント(1.1%)安い1バレル=46.02ドルで取引を終了。OPEC主導の減産の有効性を巡り懐疑的な見方が台頭する中、5連騰後の利益確定売りが優勢となった。
本日の日経平均は、円高基調を嫌気しやや上値の重い展開か。前日の中国国家統計局が発表した主要経済統計は総じて堅調な内容だった。4~6月期のGDPは前年同期比6.9%増と市場の予想を0.1ポイント上回った。
【買い材料】
・ナスダックは上昇(6314.43、+1.97)
・ロンドン株式市場=反発、金属価格上昇で鉱業株買われる
・海運大手3社の業績が改善
・JPモルガン、4-6月13%増益
・日欧EPA、19年発効へ
・ECB量的金融緩和縮小示唆
・米金融規制緩和策への期待
・日銀のETF買い入れによる需給下支え期待
・好業績やテーマ株など物色意欲強い
【売り材料】
・NYダウは反落(21629.72、-8.02)、
・NY原油先物-6日ぶりに反落、利益確定売りに押される(46.02、-0.52)
・NY為替-NY原油先物下落で資源国通貨弱含み
・CME225先物は大阪取引所比で下落(20035、-75)
・恐怖指数VIXは9.82、前日比上昇
・英国のEU離脱交渉再開で警戒感
・加計学園問題などで、内閣支持急落
・ロシアゲート問題、大統領長男に波及も
・米大統領弾劾への警戒感
・北朝鮮地政学リスク
・トランプ政権、政策運営に不透明感
・中東主要国がカタールとの国交断絶を発表
【その他注目点】
・米国株式市場-ほぼ変わらず メーシーズなどの消費関連が高い
・欧州株式市場-独DAXは続落、英FT100は反発
・CME225先物は大阪取引所比で下落、20035で引け
・米債券市場-続伸、インフレ加速の期待は高まらず
・欧州債-独債は続伸、英債は反発
・NY金先物-続伸、米年内利上げ不透明で
・ビットコイン、1カ月半ぶり2000ドル割れ
・米7月NY連銀製造業景況指数 +9.8〔予想 +15.0〕(前回発表値 +19.8)
・米政府、季節労働者向け臨時ビザの発行枠を最大1.5万人拡大
・ECB量的緩和の公的証券買い入れ、先週は138.21億ユーロに減速
・ECB、ドイツ銀2大株主への特別審査を検討=南ドイツ新聞
・フランスは今年1.5%成長の見通し(以前の見通しは1.4%)-IMF
・中国は市場開放加速すべき、輸入拡大へ─習主席=国営ラジオ
《スケジュール》
13:00 首都圏マンション発売(6月)
07:45 4-6月期ニュージーランド(NZ)消費者物価指数
10:30 7月豪準備銀行(RBA)理事会議事要旨
17:30 6月英CPI
小売物価指数
17:30 6月英卸売物価指数
18:00 7月独ZEW景況感指数
18:00 7月ユーロ圏ZEW景況感指数
19:45 バンク・オブ・アメリカ(BOA)第2四半期決算
20:30 ゴールドマン・サックス第2四半期決算
21:30 6月米輸入物価指数
23:00 7月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数
19日05:00 5月対米証券投資動向
19日05:00 IBM第2四半期決算
☆場況はTwitterをご参考にしていただければ幸いです。https://twitter.com/fujitomi_8740