★ドル/円は8日の米大統領選を控えて前半は様子見ムードが広がりやすい。ただ、9日の日本時間午前中から出口調査が発表されることで、一気に大統領選ムードが高まり、市場も結果発表に一喜一憂する波乱含みの展開となりそうだ。また、同時に議会選も実施されることで、上院・下院の勢力図が変わるかも重要なポイントとなる。ひとつ気になることは、過去の大統領選において、7月末終値のS&P500種株価指数を10月末に上回らないと、政権交代するケースが多かったことだ。今年の7月末終値は、2173.6ポイントだった。そして、10月末の終値は2126.1ポイントと下回ってしまった。そのため、過去の事例からは、民主党から共和党へ大統領が変わる可能性が高くなっていることである。要するにトランプ大統領の就任の可能性もある。英国のEU離脱の時もそうであったが、『予想』で動くのは『よそう』というところだ。

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