★ドル/円は、米長期金利の上昇から早いテンポで円安へ進んだ。しかし、週末にFBIによるクリントン氏のメール問題の再捜査を開始するとの報道で冷や水を浴びせられドルが失速した。今週の米長期金利の上昇では、一部レポートで米長期金利が2.00%まで上昇するとの見通しがあり、上げ足を速めたとの指摘があった。今週は、ドルの下値では確実にドル買い・円売りが入る展開となっていた。そのため、下押しも浅く確実に上値を切り上げる展開となった。誰がドル買いを進めているかは分からないが、ある意味不気味な動きであり、円高という潮目が変わったのかもしれないと思えるような値動きだった。来週に関しては、クリントン氏のメール問題もあるが、重要イベントが目白押しで一喜一憂の相場となりやすい。そのため、ポジションをホールドするよりも、短期的に利益を確保する戦略が良さそうだ。

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