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過去3ヶ月間の新興3通貨のパフォーマンスは!

  • 2019/10/07
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

トルコリラ/円(黒線)メキシコペソ/円(青線)南アランド/円(赤線)の7月8日を100として本日までのパフォーマンスを見てみる。

3通貨ともに8月に入ると急速に円高基調となった。。その際にトルコリラ/円は意外にも底堅い展開となったものの、メキシコペソ/円と南アランド/円は円に対して大きく下落した。特に南アランド/円の下落基調が強まった。

ほぼ3通貨ともに8月23日がボトムとなり、その後は持ち直す展開となった。

しかし、9月18日が戻りのピークとなりメキシコペソ/円と南アランド/円は円に対して下落基調となったものの、トルコリラ/円は7月8日の為替水準で上下にもみ合う展開となっており、3通貨の中では一番底堅い展開を維持している。

トルコは、昨年のリラ安に伴いインフレが急加速するも一転して頭打ちとなり、9月は+9.26%と一桁台までインフレが落ち着きを見せた。しかし、これは昨年の加速の反動が影響するなど再加速の懸念は残っている。一方で、年明け以降のトルコ経済は2四半期連続でプラス成長となるなど『最悪期』を過ぎつつある。財務相は最新の経済見通しで来年の成長率見通しを+5.0%と上方修正するなど、景気を重視する姿勢を見せている。ファンダメンタルズの脆弱性が残るなか、外部環境の急変リスクもあり、目が離せない状況が続く。

南アランド/円は、9月製造業PMIが予想を大幅に下回り、2009年8月以来の水準まで低下したことが嫌気され、南アランド/円は軟調に推移した。また、米経済指標の弱さを背景に市場全体がリスクオフに傾いたことも南アランドの上値を圧迫している。

メキシコペソ/円は、米国向け輸出伸び悩みの可能性があり、しばらくは上値の重い展開が続く可能性がある。

 

10月7日現在では、トルコリラ/円:98.68、メキシコペソ/円:95.27、南アランド/円:92.47と3通貨とも100割れとなっている。ただ、トルコリラ/円はこの3ヵ月間は底堅い展開が続いている。

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