ドル円NY週末動向0116

米12月小売売上高のコアが2015年通年で2009年の景気後退時以来の低い伸びとなったことや、最新1月のNY連銀製造業景気指数も2009年3月以 来で最低となったことを受けて、米国長期金利が2％を割り込む低下となるとドル売りが加速しました。11月安値の116.66円を下抜けして116.57 円まで売り込まれました。ただ、その後は長期金利の低下幅が縮小したことで、117.19円まで下げ渋りましたが、戻りは鈍い展開でした。NYダウが 537ドルまで下落すると、円買いが再燃し116.48円まで下落しましたが、NYダウが下げ渋るとドルの買い戻しも入り117円近辺で終了しました。 ユーロ/ドルは、低調な米国経済指標を受けて米長期金利が低下すると、一時1.0984ドルまで上値を伸ばしました。ただ、NYダウが下げ止まったこと や、米長期金利低下が一服すると、ユーロ売りが再燃し1.0915ドルまで押されました。ユーロ/ドルの1.100ドルの上値は重いことが確認されまし た。