日経平均株価は急落し、前日比1286円33銭（7.92％）安の１万4952円02銭で取引を終了した。下げ幅は2000年４月17日以来、約16年２カ月ぶりの大きさとなった。英国のＥＵ離脱の是非を問う国民投票で離脱派の勝利が決定し、金融市場は急激な円高・株安が進行し、パニック的な動きとなった。ポンドは一時１．３５ドルを割り込んで３０年ぶりの安値をつけ、ドル円も一時99.00円と100円を割り込み、２年７か月ぶりのドル安水準となった。ＥＵ離脱の動きが他の加盟国に広がるとの観測が懸念され、米大統領選挙で共和党候補のトランプ氏ら大衆迎合主義者政治家にも追い風となる可能性も否めない。また、前日の欧米株式市場は、世論調査を受けた英ＥＵ残留派優勢の観測で上昇した。その反動が今晩の市場で懸念されるところだ。ＪＰＸ日経インデックス400は大幅反落して前日比856.11ポイント（7.30％）安の10869.19で取引を終了した。ＴＯＰＩＸも大幅反落で94.23ポイント（7.26％）安の1204.48となり、東証１部の売買代金は３兆3383億円、売買高は36億2328万株だった。東証１部の値下がり銘柄数は1954で、値上がりは６、変わらずは４銘柄だった。

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