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英国の格下げの影響は軽微だった!
- 2017/09/25
- ホットニュース
★週末のNY市場引け際に米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、英国の格付けを『AA2』に引き下げ、見通しを安定とした。財政への懸念を理由として挙げた。市場参加者が減少しているなかでの格下げだったことから、本日のオセアニア時間での値動きに注目された。
ポンド/円は、オープニング後窓を開けては151円台前半まで下落したが、直ぐにポンド買いが入り週末引け値を上抜ける展開となっている。
先週末もメイ首相の演説から大きく下落したものの、151.10-20円前後で急速に出来高が膨らんだことから、この価格帯では買い需要が大勢だということが分かる。また、本日のオープニングでも先週末の安値を付けずに切り返している。
上値が重くなると先週末にポンド・円買いをした投資家の利食いも入りやすく、一旦上値が重くなりやすい。
現在は22期間線(赤線)152.00円近辺が下値支持ラインとなっている。78期間線(青線)、100期間線(緑線)も上向きを維持していることから、ポンド高が継続している。
ただ、上値で出来高が少ないことから、出来高が伴わないと上値を抑える可能性もある。