日経平均株価は３日続落して、前日比414円50銭（2.13％）安の１万9041円38銭で取引を終了した。日経平均の下げ幅はトランプ相場で最大の下げとなった。米政権への政策期待後退で前日の米国株式市場の大幅下落し、それに伴う米金利低下、１ドル＝111円台への円高が懸念されリスクオフムードが台頭し、東京株式市場は大幅安となった。日経平均は75日移動平均線を割り込む展開となり、大引けにかけては米株価指数先物の下落も嫌気されて一段安となった。米長期金利の低下により収益の改善期待が後退した銀行株への売りが目立った。ＴＯＰＩＸも３日続落し、前日比33.22ﾎﾟｲﾝﾄ（2.12％）安の1530.20で取引を終えた。
　東証１部の売買代金は２兆6583億円、売買高は20億5553万株だった。東証１部の値下がり銘柄数は1854、値上がりは107、変わらずは49だった。東証１部33業種では金融、海運、輸送用機器、鉄鋼、非鉄金属、不動産など32業種が下落となり、その他製品のみが上昇となった。

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