残留(Bremain)か、離脱(Brexit)か英国の動向を世界が注目する中、“Bremain”の猛攻により、OSE225先物ナイトセッションは、16490円(19:36)まで上伸した。OSE225ナイトセッション終了後のCME225(円建)は16500円をクリアし、16510円の高値を付ける展開となった。清算値は、前日のOSE日中終値比で325円高の16495円。為替相場でドル円が106円台に上伸したことを好感し、早朝のGLOBEX先物は16570円でスタートした後、16600円台での取引となった。英国の運命の日は日本時間の午前6時に投票が締め切られ、東証の取引終了までには、ほぼ全て地区で結果が分かる予定だ。既に、英独立党のナイジェル・ファラージ党首は、国民投票の結果は欧州連合（ＥＵ）残留になるもようとの見方を示している。残すのは、日本時間のマーケットが開いている時間帯に判明する“事実”の後の動向だ！昨日のOSE225先物は6月13日以来の高値を更新した。6月16日の安値15340円から考えると早朝のGLOBEX高値16630円まで1290円幅の戻しである。移動平均では25日線のほか、100日線16536円、50日線16544円、75日線16569円、一目均衡表では“雲”(16545～16550円)と16500円台にレジスタンスが意識される展開となりそうだ。しかし、日本時間朝8時には再び円高基調となり、GLOBEX225先物は16630円から16355円(8:00)に275円幅の急降下した。為替相場が大荒れで、最後の最後まで分からいのの現状か！？

【買い材料】

・英国民投票、EU残留確立高まる
・米国株式市場－大幅反発　英EU残留見通しが強まる
・ＮＹダウは上昇（18011.07、+230.24）
・ナスダックは上昇（4910.04、+76.72）
・米ストレステスト、大手行全てが資本要件満たす
・欧州株式市場－続伸　英・EU離脱回避観測で銀行・資源上昇
・米債券市場－反落　英国のEU離脱回避観測が優位
・欧州債－下落　複数調査で英・EU残留派が優位に
・NY原油先物－反発　英・EU残留の見方から需要懸念が後退（50.11、+0.98）
・NY為替－英・EU残留との見方、ドル円は106円台（106円40-50銭）
・CME225先物は大阪取引所比で上昇（16495、+325）
・恐怖指数VIXは17.25、前日比低下
・中国国務院、民間投資を促進する規制緩和を指示
・参院選、自民が単独過半数に迫る勢い

【売り材料】

・為替相場大荒れ
・中国不動産、格下げ相次ぐ
・EU離脱のドミノ警戒、26日にスペイン総選挙
・外国人、2週ぶり株売り越し
・米、中国と日本製の鋼板に反ダンピング税

【その他注目点】

・NY金先物－続落　英・EU残留の観測、安全資産の金に売り
・CRB指数－反発　コーヒー、原油が上昇　　トウモロコシ、小麦が下落
・バークレイズ、相場の大幅変動を想定しストップ注文受付一時中止

08:50　　日銀金融政策決定会合における主な意見（6月15－16日分）
08:50　　5月企業向けサービス価格指数（予想：前年比0.1％）
15:36　　中曽宏日銀副総裁、あいさつ

08:00　　カプラン米ダラス連銀総裁、講演
未定　　欧州連合（ＥＵ）離脱の是非を問う英国民投票の結果発表
15:45　　1－3月期仏国内総生産(ＧＤＰ)確定値（予想：前期比0.6％）
16:00　　ビルロワ・フランス中銀総裁、講演
17:00　　6月独Ｉｆｏ企業景況感指数（予想：107.4）
21:30　　5月米耐久財受注額（予想：前月比▲0.5％／輸送用機器を除く前月比0.1％）
23:00　　6月米消費者態度指数（ミシガン大調べ、確報値、予想：94.1）

《決算発表》

ダイユーエイト、瑞光、ジーンズメイト、高島屋、パルコなど

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