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明日の日経225相場はトレンドの節目としてのポイント!
- 2020/06/15
- 欧州タイム
★日経225は、この3営業日で1,594円下落する展開となった。
3月19日の直近安値の16,358円を起点として5月15日安値19,833円を結んだトレンドライン(S1)が先週末はサポートラインとなったが、本日じわりと下抜ける展開となった。早々に回復出来るようなら上昇基調は継続するが、明確に下抜けするようなら下値模索の展開となりやすい。
移動平均線(SMA)では、5日SMA(赤線)が10日SMA(黄線)を下抜けるデッドクロスしたことで、短期的には下落調整場面となってきた。
そして、サポートラインとして意識される200日SMA(紫線)21,755円や260日(茶線)21,627円をわずかに下抜け、辛うじて25日SMA(青線)21,527円がサポートラインとして意識され下げ止まる展開となった。
また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、売られ過ぎから%DがSlow%Dを下抜け、かい離幅を広げながら両線とも下向きとなっていることから下押しバイアスが強まっている。
まとめると、上昇基調は一服しており下落調整的な動きとなっている。明日は25日SMAがサポートとなり200日SMAと260日SMAを回復することができるのか、それとも25日SMAを下抜けるのかが注目される。下値では100日SMA(黒線)20,969円や75日SMA(緑線)20,107円が下値目処として意識される。
下押しバイアスが強いことから、買い方は下げ止まりを確認する必要がある。一方で、売り方は25日SMAや100日SMAなどの下抜けを確認していくことになる。今まで押し目らしい押し目もなく戻り基調が続いていたことから、買い方からすれば押し目買いの好機として見ている可能性もある。
明日の相場は、トレンドの節目として重要な節目になりやすい。