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日銀による上場投資信託(ETF)の買いを巡る思惑で

  • 2016/08/03
  • フジトミ証券
  • アジアタイム

 日経平均株価は続落し、前日比308円34銭(1.88%)安の1万6083円11銭で取引を終了した。欧米株式市場の下落や円高を嫌気し輸出関連株を中心に幅広い銘柄に売りが先行した。昨日の引け後に増額の認可を受けた日銀の株価指数連動型上場投資信託の買い入れによる株価下支えが乏しいとの見方も上値を圧迫した要因の一つとなった。朝方から前日の欧州金融株の大幅下落が懸念され銀行株中心に上値が重い中、市場の注目は日銀のETF買いの変化だった。しかしながら、立会外取引のETFのクロス取引の状況からは前日と同じ全体347億円と思われる。1308で前日と同じ31.8億円、1305も同じ32.7億円、1330で同じ40.1億円のクロスとの観測。市場の「2倍買い」期待は裏切られた格好だ。JPX日経インデックス400は続落し、前日比253.72ポイント(2.17%)安の1万1435.75で取引を終了。TOPIXは3日続落し、終値は前日比28.22ポイント(2.2%)安の1271.98で終えた。TOPIXは25日移動平均線を7月11日以降では初めて下抜けた。東証1部の売買代金は2兆4585億円で、売買高は22億4069万株だった。値下がり銘柄は1757、、値上がりは167、変わらずは46だった。

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