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日経225の鍋底天井は煮詰まってきた!
- 2020/12/28
- アジアタイム
★鍋底天井(ラウンドトップ)は、高値圏で小さな値動きで滑らかな曲線を描きながら少しずつ上昇し、その後、保ち合い相場のようになって平らに近い形となって天井をつけ、その後、出来高を減少させながら下落していくパターンである。
日経225は、5日SMA(赤線)、10日SMA(黄線)、25日SMA(青線)も、ほぼ重なる展開となっている。移動平均線が集中すると、その後に上下どちらかに放れると大きな動きになりやすい。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%Dが11月17日の97.22がピークとなり、徐々に低下基調となっている。また、%DとSlow%Dは緩やかに低下基調となっていることから、下押しバイアスが強まっていることを示している。価格は上昇したにも関わらず、ストキャスティクスは徐々に上値を切り下げる弱気のダイバージェンスが発生している。
まとめると、各SMAが天井圏でサポートして意識され下支えする展開となっているが、オシレータは徐々に下向きバイアスを強まっている。そのため、各SMAを明確に下抜けると、もみ合い相場が終了して反落調整となりやすい。
2020年の株式現物の最終受渡取引は、12月28日(月)になる。そのため、本日が年内の最終受渡売買日となることから、税金対策の売りも出てきやすい。