日経平均株価は６営業日ぶりに反落し、前日比50円91銭（0.30％）安の１万7184円59銭で取引を終了した。来週から本格化する企業決算を見極めたいとする動きや、週末を控えてポジション調整売りなどが強まった。また、14時過ぎから鳥取県を中心とした大きな地震が相次いだこともリスクオフムードを台頭させた。白井さゆり元日銀審議委員が「副作用を指摘したのに長短金利の引き下げ緩和手段にするのは矛盾している」「これ以上ＥＴＦ買入れ拡大するのはよほどのことないと困難」と日本記者クラブで会見し、日銀に批判的なコメントを出していたことも嫌気された。
　ＪＰＸ日経インデックス400も反落し、前日比38.24ﾎﾟｲﾝﾄ（0.31％）安の１万2231.17で取引を終了した。ＴＯＰＩＸも反落し、5.51ﾎﾟｲﾝﾄ（0.40％）安の1365.29で終えた。東証１部の売買代金は２兆320億円、売買高は18億2750万株だった。東証１部の値下がり銘柄数は1117、値上がりは723、変わらずは145銘柄だった。
　東証１部33業種はその他製品や情報・通信、建設、その他金融、医薬品、食料品、水産・農林、証券・商品先物取引など22業種が下落、空運や鉱業、パルプ・紙、不動産、銀行、化学、金属製品など11業種は上昇。

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