日経平均株価は３日続伸し、前日比268円78銭（1.45％）高の１万8765円47銭で取引を終了した。日経平均先物12月物も３日続伸し、前日比290円高の１万8790円で高値引けとなった。前日の欧米株式市場が堅調に推移したことや海外勢から積極的な買いが現物株市場で観測され、ECB理事会を控えながらも、日経平均株価は年初来高値を更新した。また、11月の中国貿易統計が良好な内容となったことも好感された。
　個別銘柄では東京電力HDがストップ高。福島第１原発の損害賠償や除染費用に充てる目的で、東京電力に貸し付ける資金確保のために用意している交付国債枠を政府が現在の9兆円から14兆円に拡大する方針を固めたと伝わったがきっかけとなった。
　ＪＰＸ日経インデックス400も３日続伸、前日比200.81ポイント（1.50％）高の１万3545.11で取引を終えた。ＴＯＰＩＸも３日続伸となり、22.07ポイント（1.48％）高の1512.69で終え、年初来高値を更新した。
　東証１部の売買代金は３兆3930億円、売買高は28億1860万株だった。東証１部の値上がり銘柄数は1414、値下がりは485、変わらずは93銘柄だった。
　東証１部33業種は電気・ガスや証券・商品先物取引、保険、その他金融、鉄鋼、情報・通信などが上昇し、医薬品、サービスの２業種が下落となった。

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