日経平均株価は３営業日ぶりの下落となり、前日比87円04銭（0.47％）安の１万8426円08銭で取引を終了した。11月の米雇用統計やイタリア国民投票を控え、ポジション調整売りが優勢となった。また、米アップルの発注減少観測から電子部品、半導体関連株への売りが目立った。一方では、米金利の上昇や米国の次期トランプ政権による金融規制の緩和への期待感から日本でも銀行の収益が拡大するとの見方が強まり、メガバンクを中心に銀行株や証券株に買いが集まった。
　ＪＰＸ日経インデックス400は３日ぶりに反落し、前日比52.79ﾎﾟｲﾝﾄ（0.40％）安の１万3258.60で取引を終了した。ＴＯＰＩＸも３日ぶりの反落となり、5.29ﾎﾟｲﾝﾄ（0.36％）安の1477.98で取引を終えた。東証１部の売買代金は３兆178億円、売買高は28億3340万株だった。東証１部の値下がり銘柄数は1172、値上がりは700、変わらずは118銘柄だった。
　東証１部33業種は食料品、その他製品、ゴム製品、機械、金属製品、陸運、小売、精密機器、電機など19業種が下落となり、銀行や証券・商品先物取引、海運、パルプ・紙、保険、鉄鋼、非鉄金属、石油・石炭製品など14業種が上昇した。

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