日経平均株価は３営業日ぶりに反発し、前週末比376円78銭（2.30％）高い１万6737円49銭で取引を終了した。東京為替市場で円相場が１ﾄﾞﾙ＝102円前半と円安が進んだことを好感。先週末のイエレンFRB議長やフィッシャー副FRB議長の発言から、米国の早期利上げ観測が広がった。黒田日銀総裁はジャクソンホールでのシンポジウムで、量・質・金利のいずれも追加緩和の余地は十分あるとした上で、必要と判断した場合は躊躇なく追加緩和措置を講じていく姿勢をあらためて示したことも材料視された。
　日経先物9月限は急反発し、前日比330円高の16730円で終え、売買高は41832枚だった。日足が転換線と5日線を上回り、短期的なﾌﾞﾙﾄﾚﾝﾄﾞが形成された。5日線も再び上向きに転じ、5日線と25日線がほぼ同じ水準で、明日も続伸となればｺﾞｰﾙﾃﾞﾝ･ｸﾛｽの形成も期待出来る。24日にﾃﾞｯﾄﾞｸﾛｽを形成したものの、約1週間でゴールデンクロスとなれば買いｼｸﾞﾅﾙとなる。
　ＪＰＸ日経インデックス400は３営業日ぶりに反発し、前週末比236.98ﾎﾟｲﾝﾄ（2.05％）高の１万1810.49で取引を終えた。ＴＯＰＩＸも３営業日ぶりに反発し、25.34ﾎﾟｲﾝﾄ（1.97％）高の1313.24で終え、東証１部の売買代金は１兆8027億円、売買高は16億1667万株だった。東証１部の値上がり銘柄数は1540、値下がりは363、変わらずは62銘柄だった。

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