日経平均株価は反発し、前日比92円43銭（0.56％）高の１万6569円27銭で取引を終了した。日銀金融政策決定会合を控え、寄り前から為替市場などで乱高下した。会合では、株価指数連動型上場投信（ＥＴＦ）の年間買い入れ額を増やすと同時にマイナス金利は現状を維持と発表された。次回の金融政策決定会合で、マイナス金利付き量的・質的金融緩和政策の効果を総括的に見直すと表明され、追加緩和への期待感も市場の一部では台頭した。円高基調を嫌気し輸出関連株には売りが先行、マイナス金利現状維持で銀行株に買いが集まり市場全体をけん引する展開となった。また、JGBの下落、長期金利のの上昇を背景に保険株も買われる展開となった。ＪＰＸ日経インデックス400も反発し、前日比126.59ポイント（1.08％）高の１万1879.95で取引を終了した。TOPIXも反発し、終値は前日比15.74ポイント（1.2％）高の1322.74で終えた。東証１部の売買代金は３兆2967億円、売買高は31億8874万株、値上がり銘柄は1241、値下がりは604、変わらずは126だった。

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