米国株式市場は上昇。Ｓ＆Ｐ500種株価指数は前週末比0.17％高の2557.64で取引を終え、NYダウは85.24ドル（0.37％）上昇して22956.96ドルで取引を終えた。ナスダック総合株価指数は同18.204ポイント（0.27％）高の6624.005で終えた。ニューヨーク連銀が発表した10月の製造業景況指数が３年ぶりの水準に上昇となった。米長期金利が上昇基調となり、利ざや拡大観測からＪＰモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなど金融株が上昇となり、相場の支えとなった。また、米企業業績の上振れ観測が台頭し、証券会社が投資判断を引き上げたアップルが上昇、ハイテク株が買われた。
　本日の日経平均は、ドル円が112円台前半を回復し、米主要株式指数が最高値を更新したこともあり、堅調地合い継続か。OSE225先物12月限ナイトセッションは2万1330円で終え、16日の終値2万1270円を60円上回った。前日の立会外取引で12月限行使価格2万2000円のコールオプション4215枚の約定だが、売り方の買い戻しとも市場では観測されている模様だ。

【買い材料】

・ゆうちょ銀、日本株を選別投資　数千億円規模
・米国株は3指数が最高値、金融株上昇や決算期待で
・NYダウ上昇（22956.95、+85.24）
・ナスダック上昇（6624.00、+18.20）
・NY為替、米経済・金融政策への思惑でドル底堅い
・NY原油先物－続伸　イラク油田地帯の情勢緊迫（51.87、+0.42）
・CME225先物は大阪取引所比で上昇（21335、+65）
・日銀、大規模緩和を維持
・日銀のETF買い入れによる需給下支え期待
・政策関連株堅調
・好業績やテーマ株など物色意欲強い
・IMF、世界成長率引き上げ、日本も上方修正

【売り材料】

・ロンドン株式市場＝続落、コンバテック売られる
・恐怖指数VIXは9.91、前日比上昇
・米政権の財政政策に対する不透明感
・トルコの対米強硬姿勢
・北朝鮮地政学リスク

【その他注目点】

・米債券市場反落　米経済政策やFRB人事が材料に
・欧州債続伸　緩やかなECB・QE縮小を想定
・NY金先物－反落　買い先行もドル高に押される（1303.0、-1.6）

・米10月NY連銀製造業景況指数 +30.2〔予想 +20.7〕（前回発表値 +24.4）

・トランプ米大統領、イエレンＦＲＢ議長と19日会談へ＝関係筋
・トランプ米大統領、共和・民主による医療保険の応急措置策定に楽観的
・スペイン政府、19日までの独立宣言撤回を要求　カタルーニャ自治州へ警告
・イタリアの銀行に最も影響、ＥＣＢ不良債権処理の新指針＝Ｓ＆Ｐ
・ＥＵ、北朝鮮制裁を強化
・国連加盟国、米の軍事行動に参加しない限り安全＝北朝鮮

《スケジュール》

06:45　　7－9月期ニュージーランド（ＮＺ）消費者物価指数
09:30　　10月豪準備銀行（ＲＢＡ）理事会議事要旨
17:00　　コンスタンシオ欧州中央銀行（ＥＣＢ）副総裁、講演
17:15　　カーニー・イングランド銀行（ＢＯＥ）総裁、講演
17:30　　9月英ＣＰＩ
　　　　 小売物価指数
17:30　　9月英卸売物価指数
18:00　　9月ユーロ圏消費者物価指数（ＨＩＣＰ）改定値
18:00　　10月独ＺＥＷ景況感指数
18:00　　10月ユーロ圏ＺＥＷ景況感指数
18:30　　プラートＥＣＢ専務理事、講演
20:00　　モルガン・スタンレー第3四半期決算
20:30　　ゴールドマン・サックス第3四半期決算
21:30　　9月米輸入物価指数
22:15　　9月米鉱工業生産指数
　　　　 設備稼働率
23:00　　10月全米ホームビルダー協会（ＮＡＨＢ）住宅市場指数
18日02:00　　ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、講演
18日05:00　　8月対米証券投資動向

☆場況はTwitterをご参考にしていただければ幸いです。https://twitter.com/fujitomi_8740