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日経平均、連日の年初来高値更新
- 2017/10/16
- アジアタイム
日経平均株価は、前週末比100円38銭(0.47%)高の2万1255円56銭で取引を終了した。1996年11月27日(2万1345円)以来の高値を更新した。先週末の米株高に加え、衆院選で与党の優勢が報じられ、政権の安定期待が相場を支えた。また、懸念された北朝鮮の挑発行為がなく、地政学的リスクへの警戒感がやや後退したこともポジティブに受け止められた。本日から米国と韓国が合同演習を始めたため、北朝鮮がミサイル発射など軍事的挑発に出るとの不安が台頭していた。
日経平均は前場に191円高の2万1347円まで上昇したが、午後にかけては伸び悩みの展開となった。テクニカル指標で、前週末時点の日経平均の相対力指数(RSI)は82%と買われ過ぎを示す70%を超え、東証1部の騰落レシオも137%と過熱圏の120%以上にあった。また、円安基調の一服も利益確定売りを誘発させた。
TOPIXは6日続伸して、前週末比10.56ポイント(0.62%)高の1719.18で取引を終えた。2007年7月26日以来の高値を付けた。東証1部の売買代金は2兆6482億円、売買高は18億125万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1204、値下がりは741、変わらずは85銘柄だった。