前日の英米市場は休場。本日の日経平均は、５日移動平均線（１万９７０７円７６銭＝２９日終値）を意識しながら方向感の欠ける展開となりそうだ。円が対ユーロで１ﾕｰﾛ＝123円台後半と円高基調となっている。ギリシャの債務問題や英国のＥＵ離脱問題「メイ首相、合意する内容が十分でなければ、合意なしに離脱する用意がある」、そしてイタリアの政局不安など、欧州情勢の不透明感が東京株式市場のネガティブ要因として寄与するかもしれない。

【買い材料】

・マザーズ指数は7日続伸、テーマ株物色活況
・国内設備投資、4年ぶり2ケタ増へ
・上場企業の配当、5年連続で過去最高更新
・日銀のETF買い入れによる需給下支え期待
・好業績やテーマ株など物色意欲強い
・サムスン、1兆円投資で能力2倍へ

【売り材料】

・欧州株式市場＝小幅安、政局不安でイタリア株急落
・イタリア、秋にも総選挙実施の可能性
・ユーロ圏4月マネーサプライは予想下回る
・米大統領弾劾への警戒感
・北朝鮮地政学リスク
・トランプ政権、政策運営に不透明感
・米国のドル高是正構想継続

【その他注目点】

・中国、香港（端午節）、休場
・米国株式市場＝メモリアルデーのため休場

・NY為替－米英休場で小動きもZARが弱い
・欧州債－続伸、独伊の利回りが拡大

・ビットコイン投資尺度なく価格乱高下

・英首相、有権者に強い支持訴え　ＥＵの「攻撃的」姿勢に対抗へ
・合意なしにＥＵ離脱する用意ある─メイ英首相＝スカイニュース
・英ポンド回復、与党・保守党の勝利示す世論調査で＝欧州市場
・ギリシャ債権団、6月に債務軽減で合意する必要＝チャカロトス財務相
・イタリア、秋にも総選挙実施の可能性　主要政党が改革案を支持
・米国が太陽電池輸入にセーフガード発動検討、ＷＴＯ加盟国に通知
・北朝鮮ミサイル発射、中国に「大変無礼」＝トランプ氏
・マクロン仏大統領、ロシア系メデイア2社を偽ニュースの拡散で非難

《スケジュール》

08:30　　4月完全失業率
08:30　　4月有効求人倍率
08:30　　4月家計調査
08:50　　4月商業販売統計速報
14:00　　日銀算出の4月消費者物価指数（ＣＰＩ、除く生鮮食品・エネルギー）

07:45　　4月ニュージーランド（ＮＺ）住宅建設許可件数
10:30　　4月豪住宅建設許可件数
15:00　　4月独輸入物価指数
15:00　　4月南アフリカマネーサプライＭ３
15:45　　5月仏消費者信頼感指数
15:45　　4月仏消費支出
15:45　　1－3月期仏国内総生産(ＧＤＰ)改定値
16:00　　5月スイスＫＯＦ景気先行指数
18:00　　5月ユーロ圏消費者信頼感指数
19:15　　リーカネン・フィンランド中銀総裁、講演
21:00　　5月独消費者物価指数（ＣＰＩ）速報値
21:30　　1－3月期カナダ経常収支
21:30　　4月カナダ鉱工業製品価格
21:30　　4月カナダ原料価格指数
21:30　　4月米個人消費支出
　　　　 個人所得（
　　　　 ＰＣＥコアデフレータ
22:00　　3月米ケース・シラー住宅価格指数
23:00　　5月米消費者信頼感指数
31日02:00　ブレイナード米連邦準備理事会（ＦＲＢ）理事、講演

☆場況はTwitterをご参考にしていただければ幸いです。https://twitter.com/fujitomi_8740