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日経平均、上値の重い膠着感が強い展開か

  • 2017/05/29
  • フジトミ証券
  • アジアタイム

 韓国軍によると、北朝鮮は29日早朝、東部沿岸の元山から東に向けて未確認の飛翔体を発射した。韓国合同参謀本部の声明によると、文在寅大統領はただちに発射の報告を受け、国家安全保障会議を招集した。しかしながら、早朝の為替相場は何事もなかった様に円の動きは小動き。5月のロイター企業調査によると、日本企業の多くが、北朝鮮を巡る有事をほとんど想定していないことが判明した。従業員の安全確保や事業継続プランの策定を行っている企業も1割にとどまっているとのこと。一方でロイター通信の調査によると、軍事衝突を想定している企業からは「米国の安全保障に直結している問題であり、今回は看過できずに武力を行使する可能性が非常に高い。我が国も、ミサイル防衛もさることながら、国内テロに警戒すべきだと思う」(金属)との声があったとのことだ。
 今週の日経平均だが、米経済指標が相次ぎ円高リスク警戒される中、19500円から20000円での膠着感が強い展開が想定される。下支え要因としては、日経平均の予想PERは14倍台前半まで低下し、バリュエーション的には割安な水準にあるということ。国内外投資家による好業績銘柄への買いは鮮明で、日本株の大崩れを見込む声は足元では少ない。一方で、東証 1 部の騰落レシオ(=25 日間の値上がり銘柄数÷値下がり銘柄数×100)が 164.6%台に乗せる(5月24日水曜日)など 、短期的に「買われすぎ」のシグナルが点灯している(通常の過熱感120%)のが懸念されている。その板挟みを脱却する一つのシグナルがドル円市場の位置づけとなるだろう。
 本日の日経平均はやや上値の重い展開か。メモリアルデーの祝日で米市場が休場になる中、運用リスクケ警戒する展開が想定される。北朝鮮国営の朝鮮中央通信は昨日、新型の対空迎撃誘導ミサイルの発射試験を実施し、成功したと報じた。また、金氏は対空ミサイルの量産と配備を急ぐよう指示した模様だ。
 中国(端午節)、英国(スプリング・バンク・ホリデー)、米国(メモリアルデー)などが休場となる。

【買い材料】

・米国株式市場-S&P500とナスダック総合が最高値更新
・ナスダック上昇(6210.19、+4.49)
・米1-3月期GDP改定値が予想を上振れる
・ロンドン株式市場=最高値更新、ポンド安が追い風
・NY原油先物-反発 米連休を控えてOPEC後の売りに調整(49.80、+0.90)
・恐怖指数VIXは9.81、前日比低下
・国内設備投資、4年ぶり2ケタ増へ
・上場企業の配当、5年連続で過去最高更新
・日銀のETF買い入れによる需給下支え期待
・好業績やテーマ株など物色意欲強い

【売り材料】

・NYダウは下落(21080.28、-2.67)
・米大統領弾劾への警戒感
・北朝鮮が弾道ミサイル発射、日本のEEZ内に着水
・北朝鮮地政学リスク
・トランプ政権、政策運営に不透明感
・米国のドル高是正構想継続
・欧州株式市場=下落、銀行と石油株に売り
・CME225先物は大阪取引所比で下落(19705、-5)

【その他注目点】

・中国(端午節)、英国(スプリング・バンク・ホリデー)、米国(メモリアルデー)、休場

・NY外為市場=米GDP上方改定でドル上昇、ポンドは世論調査嫌気し急落 (111円20-25銭)
・米債券市場=利回り低下、月末の持ち高調整の買いが支援
・欧州債-続伸 与党支持低下で英10年債1%割れ目前
・NY金先物-続伸 英政局懸念や連休前の調整で上昇

・米1-3月期GDP・改定値(前期比年率)+1.2%〔予想 +0.9%〕(前回発表値 +0.7%)
・米1-3月期個人消費・改定値(前期比年率)+0.6%(前回発表値 +0.3%)
・米1-3月期GDPデフレーター・改定値(前期比年率)+2.2%〔予想 +2.3%〕(前回発表値 +2.3%)
・米1-3月期コアPCEデフレーター・改定値(前期比年率)+2.1%〔予想 +2.0%〕(前回発表値 +2.0%)
・米4月耐久財受注(前月比)-0.7%〔予想 -1.2%〕(前回発表値 +0.9%)
・米4月耐久財受注(除輸送用機器・前月比)-0.4%〔予想 +0.5%〕(前回発表値 ±0.0%)
・米5月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値 97.1〔予想 97.5〕(前回発表値 97.7)

・G7首脳宣言、「保護主義と闘う」明記 パリ協定では結束できず
・独首相、米大統領の貿易黒字批判に反論 情報共有へ合同作業部会
・米、初のICBM迎撃実験へ
・トランプ氏が「作戦司令室」設置へ、ロシア疑惑巡る攻撃に対応
・対北朝鮮制裁強化へ、安倍・トランプ両氏が一致=ホワイトハウス
・安倍首相の在職日数、歴代5位に
・米政権の歳出抑制が課題-格付け会社ムーディーズ

《スケジュール》

10:15  ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁、講演
16:15  ノボトニー・オーストリア中銀総裁、講演
17:00  4月ユーロ圏マネーサプライM3
22:00  ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、議会証言

☆場況はTwitterをご参考にしていただければ幸いです。https://twitter.com/fujitomi_8740

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