前日の米国株式市場は高安マチマチの展開。Ｓ＆Ｐ500種株価指数は前週末比ほぼ変わらずの2139.12で取引を終了し、NYダウは3.63ドル下げて18120.17ドルで終えた。今日、明日と日米金融政策決定会合を控え様子見ムードの中、銀行株は反発したものの、アップルやベライゾン・コミュニケーションズ、インテルの下げで相殺する形となった。ＮＹＭＥＸのＷＴＩ先物10月限は前営業日比27セント（0.63％）高い１バレル＝43.30ドルで取引を終了した。原油市場では、米政策金利が今週引き上げられる可能性はほとんどないとの見方から、ドルが軟調となり、買いが優勢となった。
　前日のCME225先物(円建て)の清算値はOSE比105円安の16245円だった。売買高は2万枚台と低調。MBSの不正販売問題で米司法省がﾄﾞｲﾂ銀行に140億ﾄﾞﾙの和解金を要求したことを受け、16日の欧米株式市場は下落。前日の欧州株は原油増産凍結の可能性で資源関連銘柄主導で大幅反発したが、米株は上値の重い展開でマチマチ。本日の日経平均は、日米金融会合を前に様子見ムードの中、円高基調が嫌気され安値圏でのもみ合い相場となりそうだ。

【買い材料】

・日銀のETF買入れによる需給下支え
・欧州株式市場－反発　原油相場の底堅さが支援材料
・NY原油先物－反発　供給抑制観測が再浮上も見通し不透明（43.30、+0.27）
・日本車、今年の中国新車販売が400万台に
・病理診断、AIを使って迅速化

【売り材料】

・ナスダック下落（5235.03、-9.54）
・ＮＹダウ下落（18120.17、-3.63）
・NY為替－ドル売り先行もイベント前で安定せず
・CME225先物は大阪取引所比で下落（16245、-105）
・恐怖指数VIXは15.53、前日比上昇
・米利上げ時期を巡る強弱感対立
・北朝鮮、地政学リスク

【その他注目点】

・米国株式市場－ほぼ変わらず　FOMCを控え様子見姿勢強まる
・米債券市場－まちまち　米金融政策発表控えた調整で不安定
・欧州債－反落　米金融政策の発表待ちで動意鈍い
・NY金先物－反発　様子見ムードのなか自律反発
・CRB指数－反発　銀、砂糖が上昇　ガソリン、暖房油が下落

・「ポケモンGOプラス」完売、次回出荷は11月に
・中国主要70都市の新築住宅価格、8月は64都市が前月比で上昇
・中国での信用供与は異例の伸び、3年以内に銀行危機に陥るリスク-国際決済銀行（BIS）

《スケジュール》

10:00　　伸銅品生産統計(8月)　　　　
10:00　　銅電線出荷統計(8月)　　　　
14:00　　日銀政策委員会・金融政策決定会合(21日まで)　　　　
16:00　　コンビニエンスストア売上高(8月)　　　　
16:50　　2016年基準地価(都道府県地価調査7月1日時点)　　　　

15:00　　独・生産者物価指数(8月)　　
15:00　　スイス・貿易収支(8月)　　　　
21:30　　米・住宅着工件数(8月)　　
21:30　　米・住宅建設許可件数(8月)　　
　 FOMC(～9/21)

《決算発表》

クスリのアオキなど

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