米国株は小幅安。Ｓ＆Ｐ500種株価指数は前営業日比0.2％安の2048.04、NYダウは8.01ドル安の17492.93.ドル。ナスダック総合指数は0.1％安となった。Ｓ＆Ｐ500種の業種別10指数では、電気通信サービスや公益事業が下げる一方で、素材株は上昇。ＣＢＯＥボラティリティ指数は4.1％上昇し15.82となった。材料がない中、前日終値を下回って方向感に乏しい展開で、原油安やＦＲＢの早期利上げ観測が相場の重しとなった模様だ。NY為替市場では、総体的にﾄﾞﾙ高が進んだものの、対円ではﾄﾞﾙ安が進行し、ﾄﾞﾙ円は109.12円(2時36分)まで下げる展開となった。ＮＹＭＥＸのＷＴＩ先物７月限は前営業日比33セント（0.68％）安い１バレル＝48.08ドルで終了。カナダではオイルサンド企業が山火事で停止していた操業を再開し、イラン国営石油会社は輸出拡大を継続する意向を示したことなどが材料視された模様だ。OSE2256月限ﾅｲﾄｾｯｼｮﾝは、OSE比90円安の16560円で終えた。売買高は1万1229枚。CME225先物(円建て)の清算値はOSE比140円安の16510円となった。4万枚割れとなり低調だった。昨日のOSE225は下ﾋｹﾞの目立つ小陰線引け。一時は16410円まで下落し雲の上限を探る展開となった、終値ﾍﾞｰｽで転換線(16590円)を保つことが出来たことから短期のﾌﾞﾙﾄﾚﾝﾄﾞは継続している。引き続き、早めに19日高値(16840円)や5月SQ値(16845.67円)を突破出来ることに期待したいところ。本日、国内で特に材料がない。個別ではｿソニーが、大引け後に2015年度の通期業績予想を公表する予定。17時から業績見通し発表する。

【買い材料】

・財政政策に対する思惑
・日銀による追加緩和政策への期待
・首相、インフラ輸出支援に2000億ドル
・人民元の23日の中間レートは1米ドル＝6.5455元、前日比で0.084％元高
・マザーズ続伸、個人の物色意欲強い
・米アップル上昇、予想上回る生産要請
・独バイエル、モンサントに買収提案

【売り材料】

・米国株式市場－小幅反落　アップルが上昇するも総じて様子見
・ＮＹダウは下落（17492.93、-8.01）
・ナスダック下落（4765.78、-3.78）
・米5月製造業PMI速報値50.5（予想51.0）
・欧州株式市場－反落、原油の続落が重し
・NY原油先物－4営業日続落、供給過剰懸念が再燃
・NY為替－円高の流れ続く、ドル円は109円前半
・CRB指数－反落　トウモロコシ、ガソリンが上昇　　コーヒー、砂糖が下落　
・CME225先物は大阪取引所比で下落、16510で引け
・恐怖指数VIXは15.82、前日比上昇
・英国のEU離脱リスク
・人民元、世界の懸念材料に再浮上

【その他注目点】

・4月北米半導体製造装置BBレシオ
・米債券市場－米10年債利回り、小幅の上下
・NY金先物－小幅続落、米早期利上げへの警戒感が重し
・欧州債－手がかり乏しく、方向感鈍い
・トルコ・トルコ中央銀行が政策金利発表
・ブラード米セントルイス連銀総裁
「インフレはFOMCが利上げパスをみるうえでの支援となる重要な要素になる」
　同「タイトな労働市場が今後インフレの上振れ圧力となる可能性も」
・ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁「ゆっくり、徐々に利上げを進めるのが正しい」
　同「年内2-3回の利上げ、来年3-4回の利上げ実行が恐らく正しい」
・IMF、ギリシャの財政黒字および成長目標の下方修正が必要との見解

08:50　　国内銀行の資産・負債等(銀行勘定3月末、日銀)　　　　
08:50　　貸出約定平均金利(3月、日本銀行)　　　　
10:00　　営業毎旬報告(5月20日現在、日本銀行)　　　　
15:00　　ソニーが今期業績見通しを発表　　　　
17:00　　日本銀行が保有する国債の銘柄別残高　　　　
17:00　　日本銀行による国庫短期証券の銘柄別買入額　　　　

15:00　　独・GDP改定値(1-3月)　　
15:00　　スイス・貿易収支(4月)　　　　
18:00　　独・ZEW期待調査(5月)　　
18:00　　欧・ZEW期待調査(5月)　　　　
20:00　　トルコ・トルコ中央銀行が政策金利発表　
22:30　　ブ・経常収支(4月)　　　
22:30　　ブ・海外直接投資(4月)　　　　
23:00　　米・新築住宅販売件数(4月)　　

・ソニー業績見通し発表

《海外決算発表》

トール・ブラザーズ

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