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FXで勝つための移動平均線の期間と設定とは!
- 2018/05/22
- ホットニュース
★FX(外国為替取引)をする上で重要なことは、大きな川の流れが円安に向かっているのか、それとも円高に向かっているのかを知ることである。大きな流れとは、月足による長期トレンドを理解することである。自分のトレードがその流れに沿ってトレードしているのか、それとも流れに逆らってトレードしているのか知っていることで戦略も変わってくる。
もし、流れに沿ってトレードしているなら、直ぐに利益確定せずに買い乗せ・売り乗せして大きな利益を出すことが出来る可能性が高い。一方で、流れに逆らって短期的な取引をするならば、早めに利益を確保することで本流に押し戻される前に逃げることが出来る。
その方法として、17カ月単純移動平均線(赤線)と34カ月単純移動平均線(青線)を利用する。
チャートは2002年から2018年5月までのドル/円相場の変動である。
重要なポイントは、①ロウソク足が17カ月線の上に位置しているのか、下に位置しているかである。ロウソク足が上に位置している場合は押し目買い目線となり、一方で下に位置している場合は戻り売り目線となる。ただ、これだけだとダマシが発生しやすい。そのため、②17カ月線と34カ月線の位置が重要となる。17カ月線が34カ月線を上抜け(ゴールデンクロス)しているのか、それとも下抜け(デッドクロス)しているかである。ゴールデンクロスしているならば押し目買い目線、デッドクロスしているならば戻り売り目線となる。そして、③17カ月線と34カ月線の方向が重要となる。上昇基調を維持している場合は、両線とも上向きを維持しており、下落基調を維持している場合は下向きとなっている。17カ月線が上向きを維持している場合は上昇基調を維持しているが、ロウソク足が17カ月線を下抜け17カ月線も下向きになってきたら反転の兆しがあり注意が必要となる。両線が下向きを維持している場合は、両線とも下向きとなっているが、上昇期と同様にロウソク足が上抜け17カ月線が上向きとなってきたらやはり反転の兆しがある。
この方法は、全ての通貨に当てはまるものではない。ただ、ポンド/円、ユーロ/円などはダマシが少なくトレンドが出やすい。
現在のドル/円月足では、17カ月線まで戻り基調となっているものの急速に戻りが鈍くなっている。また、17カ月線と34カ月線は下向きとなっている。そのため、ロウソク足が17カ月線を上抜け、17カ月線が上向きになるまではドル/円は戻り売り目線が継続する。これらのことから、大きな流れは円高基調を維持していると言える。
ここで注意しなければならないのは、大きな流れは円高であっても月足で分析していることから、数円円安に戻ることがある。そのため、実際に取引する場合は週足や日足、240分足、60分足なども分析する必要がある。
絶好のタイミングをつかむには、どの市場も同様であるが、月足、週足、日足が全て下落基調になった時に取引することである。とは言っても、なかなか3つの時間足が同方向に動くことがないのが現実ではある。しかし、大きな流れに沿っているのか、そうではなく逆らって取引しているのかを分かっていれば、取引量やストップロスや利益確定のタイミングがつかみやすいことは確かである。また、値ごろ感だけの取引が避けられる。