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南アランド/円は次のトレンド発生待ちの様相!

  • 2020/02/25
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

 

 

★南アランド/円の一目均衡表日足では、転換線(赤線)基準線(青線)がレジスタンスとして意識され上値の重い展開が続いている。転換線も基準線も横ばいとなっていることから、短中期の中心値が変わっていないことを示しており、トレンドのないもみ合い相場となっている。遅行線(緑線)は、26期間手前の雲の下限がサポートラインとして意識され、下げ止まる展開となっている。

3月2日に雲のネジレがあり、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。

RSI(パラメータ:14、30、70)は、50%ラインがレジスタンスとして意識されやすい。一度50%近辺まで戻り基調となったが、上抜け出来ずに下押ししたが、再び戻り基調となっている。そのため、50%ラインを超えることが出来るかが焦点となる。

明日の南アランドは、ムボウェニ南ア財務相による予算演説が注目されている。市場では付加価値税(VAT)を15%から16%に引き上げる可能性を指摘する声がでている。約3割弱程度がVAT引き上げと予想している。2018年に1993年以来となる14%から15%に引き上げたが、この2年で2回目のVAT上げに対して貧困層などに大きな影響があることで、懸念する声も出ている。VAT引き上げは政府の債務対策に一番効果的とするエコノミストがいる反面、成長率が鈍化している南アでのVAT引き上げは、経済そのものを悪化させるだけでなく、前回も政府の歳入増につながらなかったというネガティブな意見も多くなっている。日本でも消費税率引き上げにより、市場予想以上にGDPが落ち込んだように、南アでも拒否反応も強いのも事実である。

 

まとめると、下落トレンドからもみ合い相場となり相場の節目にある。また、VATが引き上げられるようなら、先行きの成長鈍化を嫌気したランド売りが強まる可能性がある。一方で、引き上げが見送られるようなら、ランドの買い戻しが入る可能性がある。まずは基準線を明確に上抜け出来るかが注目される。ただ、上値では雲の下限もレジスタンスとして意識れやすい。3月2日前後に雲のネジレがあり、相場の節目となりやすいので注視される。現在新型ウイルスの感染拡大からリスク回避の動きが強まり、全般的に新興国通貨は売られやすい地合いとなっている。

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