★米格付け会社ムーディーズが南アフリカをBaa3からBa1に引き下げたことで投資不適格となった。ムーディーズの格下げで3大格付け会社全てが投資不適格にしたことで、FTSE世界国債インデックスから排除されることになり、南アフリカからの資金流出がより進む可能性が高く、南アランドの下値模索の展開となりやすい。

南アランド/円は、週明け窓を開けてスタートした。心理的な節目となる6.0円を挟んでの動きとなっている。上値に出来高の多い価格帯があることから、もう一段の下落では買い方からの手仕舞い売りが入りやすい。

ロウソク足は、下向きとなっている5日SMA（赤線）と10日SMA（黄線）の下に位置しており、下値模索の展開となっている。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、5、3、20、80）でも、％DがSlow%Dを下抜けして下向きとなっていることで、下押しバイアスが強まっている。

まとめると、先週末引け後に格下げとなったことで、手仕舞いによる売りが入りやすいので、投げ売りには注意が必要となる。まずは、ロウソク足が5日SMAを上抜けするまでは、下押しバイアスが強いので買いは『様子見』としたい。