★南アランド/円の長期トレンドを示す一目均衡表の月足では、ちょうど雲の上限まで上昇している。現状のレベルで2月相場入りすると、雲の上限上抜けとなり、南アランド/円は上昇基調を継続する可能性が高くなる。また、75ヶ月指数平滑腺（紫線）9.0562円を上抜けし始めていることもサポートとして意識される。

26期間手前の遅行線（緑線）もロウソク足を上抜けしており、上昇基調となっていることを示している。一方で、26期間先の先行スパンでは、先行スパン2が先行スパン1の上にあることから、まだ下落トレンド内での値動きとなっている。

ストキャスティクス･スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）は、買われ過ぎ域から一旦下落したものの、再び％Kと％Dがかい離幅を広げつつ上向きとなってきた。

長期トレンドでは、転換線が基準線を上抜け、遅行線もロウソク足を上抜けてきているほか、基準線52（灰線）をも上抜けしており、徐々にではあるが上昇トレンド入りとなってきている。2月には雲の上限上抜けとなるともう一段の上昇となりやすい状況となっている。ただ、南アフリカはズマ大統領に絡んだ政治リスクや格付け会社からの格下げリスクも残っており、現在のレベルを維持できるか先行き不透明感も残る。