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円ショート積み上がりの過去検証!
- 2017/11/14
- 欧州タイム
★11月7日付シカゴIMM投機筋の対米ドルでの差し引きも持ち高で、▲127,848枚まで積み上がり2013年12月24日週の▲143,822枚に近づくボリュームとなっている。
当時も継続的に円安が進行し、12月24日週にポジションのピークを迎えたが相場の勢いは止まらず、翌週(②)も円安進行となった。しかし、年が明けると(③)にわかに大陰線も現れ、それまでの円安基調に変化が出てきた。④の期間になると大陰線と大陽線が発生するなどもみ合い相場となった。⑤では持ち合い相場となるも⑥期間では大陰線発生後戻りは鈍く円高基調を強めた。そして2月4日週(⑦)がボトムとなり円高基調は一旦終了となった。この間▲143,822枚から▲76,829枚と66,993枚のポジション減少となった。投機筋のポジション整理が行われたことになる。そして、2月4日週のポジションを底に翌週から再び投機筋のポジションが増え、円安基調に戻った。
11月7日付では▲127,848枚となっており、まだ積み上げてくる可能性もあるが、これ以上のポジションの積み上げでは上限もそんなに大きくないと思われる。信号機では、黄色信号が点滅し始めており、年末やクリスマス前にポジション調整的な円高には注意が必要となる。