本日の東京株式市場は、昨日同様に為替や原油、中国・米株夜間取引の動向に左右される展開か！？昨日はNY原油先物が約13年ぶりの26ドル台前半まで下落、世界の株式市場の上値を圧迫させた。NYダウは一時550ドル超下落し、その後249ドル安で終了。Ｓ＆Ｐ500種株価指数は1.2％安の1859.33。終値としては2014年４月以来の低水準。ドル円はロンドン市場に入って115.97と昨年1月16日以来の安値を付けたが、一部報道（政府関係者が為替動向を注視しているとの発言）などもあり介入警戒感からか、NY市場後半には117円を回復する場面もあった。円建てのCME225先物は大証日中終値と比べて35円高の16355円、ドル建ては55円高の16375円で取引を終えた。今晩は米週間石油在庫統計の発表があり、NY原油先物は取引の中心となる限月が本日から変更されるため波乱の可能性も否めない？

寄り前の外資系5社の寄り付き前注文動向は、売り1230万株、買い680万株、差し引き550万株の売り越しと観測。
【買い材料】

・日銀による追加金融緩和への期待感
・シカゴ日経225先物3月限、（16355、+35）
・SOX指数上昇、ASMLホールディングが追加自社株計画
・TPP、来月上旬にも各国閣僚による署名式へ
・大卒内定80.4％、5年連続上昇
・15年の全国コンビニ既存店売上高、4年ぶりプラス
・東証一部上場企業の時価総額500兆円割れ

【売り材料】

・恐怖指数VIXは27.59、前日比上昇
・ＮＹダウ大幅反落（15766.74、-249.28）一時565ドル安
・欧州株式市場－大幅反落、投資家心理の悪化が続く
・ナスダック下落、（4471.69、-22.00）
・継続されるオイルショック　ＮＹ原油（26.55、-1.91）
・NY金先物－堅調、逃避需要が拡大
・中国の経済への懸念
・円高や資源安による業績下振れ懸念
・ゴールドマンサックス、10-12月期は大幅減益
・中国の経済顧問、大規模追加刺激の可能性否定
・甘利経済再生相の資金管理団体、現金供与疑惑
・米12月消費者物価指数、前月比-0.1％（予想0.0％）
・米12月住宅着工件数、114.9万戸（予想120.0万戸）
・安川電、中国減速で減益幅拡大
・ゆうちょ銀が公開価格（1450円）割れ

【その他注目点】

・安倍首相「政府は日銀と一体でデフレ脱却を目指す」
・甘利経済再生相「市場はリスクオン・オフの切り返し」
・佐護・郵貯銀行副社長「株式インハウス運用開始の準備を進めている」
・ゴーダン南ア財務相「緊縮財政を継続する」
・ポロズBOC総裁「オイルショックの大半は10月の見通しに織り込み」
・CRB指数－続落　天然ガス、金が上昇　原油、コーヒーが上昇
・月例報告、金融市場変動に留意必要
・対外対内証券売買(先週)
・主要銀行貸出動向アンケート調査(1月、日本銀行)
・全産業活動指数(11月)
・全国スーパー売上高(12月)
・パソコン出荷(12月)
・ユーロ圏消費者物価指数改定値(12月)
・欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表、ドラギ総裁が記者会見
・米フィラデルフィア連銀製造業景況指数(1月)
・米新規失業保険申請件数(先週)
・米消費者信頼感指数(先週)
・米景気期待指数(1月)
・ユーロ圏消費者信頼感指数速報値(1月)
・ブラジル中銀は政策金利を14.25％に据え置き
・中国人民銀行、MLFで4100億元を金融機関に供給　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　８：２１