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今までとは違う南アランド/円の下落パターン!
- 2019/06/07
- 欧州タイム
★米国格付け会社ムーディーズが発表した世界マクロ見通しで『2019年に南アはリセッションに陥る可能性が高い』としたことで南アランドの売りが止まらない。同社によると、南アは国内の個人セクターの需要が弱く、家計消費や投資も落ち込み、製造業や鉱業は停電による悪影響が出ているとしている。
南アランド/円の日足では、5日SMA(赤線)と10日SMA(黄線)がレジスタンスとなり、下落基調が続いている。1月3日のフラッシュ・クラッシュ時に付けた7.12円が視界に入ってきた。
このラインを下抜けすると、18年9月5日安値7.095円や同年8月13日安値6.960円が視界に入ってくる。
ただ、下ヒゲを伴って戻り基調となっており、このレベルでの押し目買いの強さが伺える。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は%DがSlow%Dを下抜けしており、両線とも下向きとなっていることから下押しバイアスが強いことを示している。明確な下落トレンドとなっていることから、売られ過ぎ過熱感が出ていても底に張り付いて底這いする可能性があるので、注意が必要となる。
今までの下落は失速的な下落となっていたことで戻りも速かったが、今回はじり安による下落となっている。そのため、今までのような急回復は期待出来ない可能性が高い。5日SMAを上抜けするような地合いになるまでは、下落基調が続く可能性が高いので買いに関しては警戒が必要となる。