★欧米市場序盤では、前日の欧米市場で米財務長官発言を受けてドルが下落した流れが持続した。NYダウ先物や米長期金利が軟調に推移するなか、リスク回避による円買いが全般優勢となった。欧州市場中盤では、下げ渋っていた欧州株と米長期金利が再び下落となるなかドルは続落となった。ドルロングの投げ売りが継続的に持ち込まれ、上値の重い値動きが続いた。日経平均先物やダウ先物が軟調に推移したほか、米長期金利が低下幅を広げたことで売りが進行。一時112.01円まで値を下げた。ただ、112.00円を前に下値の堅さを確認すると欧州序盤からほぼ一本調子で売られていたこともあり、ショートカバーが優勢に。一時112.47円まで持ち直した。 株安や米長期金利の低下が相場の重しとなり、再びリスク回避のドル売り・円買いが強まった。一時111.91円まで下げ足を速めたが、NYダウが引け直前にプラス圏を回復したことで111.20円台まで下げ渋った。

前日の米財務長官の発言からドル安傾向が継続した。米長期金利の低下に伴って円買い・ドル売りが強まる展開となった。引け間際にやや戻す展開となったが、ほぼ安値引けの展開となった。そのため、週明け早朝は111円前後からのスタートとなる可能性があるので注意が必要となる。