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メキシコペソ/円はネジレにより来週相場の節目に!

  • 2020/06/19
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

★メキシコでの新型コロナウイルスの感染者数が5,662人と一日ちしては過去最大を記録した。メキシコ保健当局は今週中にもピークに達するとの見通しを発表しているが、来週以降、感染が緩やかになるかどうかは非常に不確実な状況となっている。

そのため、メキシコペソは弱含みの展開となりやすい。

一目均衡表の日足では、6月8日に雲の上限がレジスタンスになり、下押しの展開が継続している。雲の上限が低下基調にあり、上限と共にメキシコペソ/円も上値を切り下げる展開となっている。

ただ、相場の方向性を示す基準線(青線)が上向きとなっていることや、52期間の高低の中心値である先行スパン2の当日線(黒線)がサポートラインして意識され下げ止まる展開となっている。

一方で、転換線(赤線)は下向きとなり、26期間遅行する遅行線(緑線)は近日中にロウソク足と接触することになり、下抜けるようなら下押し圧力が強まる。

 

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DとSlow%Dの両線が下向きとなっており、下押しバイアスが強いことを示している。

 

まとめると、雲の上限が低下・雲の下限が上昇していることから、6月26日前後に雲のネジレが発生している。そのため、トレンドの反転や加速など相場の節目となりやすい。

先行スパン2の当日線がサポートとして意識されていることから、下抜けするとも一段の下押しの可能性が高まる。現在は新型コロナウイルスの感染拡大が継続していることから、メキシコペソ買いにはつながりにくく、下押しリスクが高いので注意が必要だ。

来週の雲のネジレ近辺で大きく動く可能性があるので、注視していく必要がある。

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