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メキシコペソ/円はスクイーズで放れ待ち!

  • 2021/01/14
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

★現在、首都メキシコシティで新型コロナウイルス感染警戒信号は警戒度が最も高い『赤』となっており、不可欠な活動以外は原則禁止、飲食店はデリバリーのみとされている。さらに政府は先週末に当初10日までとしていた期限を延長した(終了時期は設定されず)。 ただ、深刻な感染状況が続く中で当局も手をこまねいているわけではなく、メキシコ副保険相は『今週中にもロシアの新型コロナワクチン(スプートニックV)について緊急承認の判断が下されるだろう』と言及している。すでに接種が開始されている米製薬大手ファイザーのワクチン、年明けに承認された英製薬大手アストラゼネカのワクチン、次いで今回のロシア製ワクチンと矢継ぎ早に対応を進めている。

 

メキシコペソ/円のボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)日足では、バンド幅が縮小するスクイーズの状態が続いており、上下どちらかに放れるエクスパンション待ちの状態となっている。

現在は、一目均衡表の雲の上方で雲の上限がサポートとして意識される展開となっている。また、21日SMA(黒線)の上方に位置している。さらに、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、一旦下落基調となっていたがわずかに%DがSlow%Dを上抜けしてきている。

 

国内では新型コロナウイルスの感染拡大により深刻な状態が続いているものの、ワクチン接種も始まっていることで、今後ワクチン接種の有効性が証明されると、メキシコペソへのポジティブ材料となる。また、最も高い『赤』から規制が緩和されるようなら、ペソ買いへの買いが再燃しやすい。

テクニカル的には、プラス2σ近辺で推移しており、プラス3σの5.2713円を上抜けしてくるようなら、エクスパンションの初動となり±3σのバンド幅が拡大基調となる。

もみ合い相場が長くなっていることで、エクスパンションするとやや大きめの放れとなりやすい。そのため、放れ待ちの状態になっている。

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