★ポンド/円の日足では、一目均衡表の基準線（157.22円）や雲の下限（157.48円）が上値抵抗ラインとなり上値が重くなっている。ただ、下値も転換線（156.51円）が下値支持ラインとなっている。

MACD（パラメータ：12、26、9）では、ゼロラインに沿って横ばいとなっており、まったくトレンドが出ていない。一方、ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）では、売られ過ぎとなる20％域から反転したものの、反転角度が緩やかになっている。

今晩は日本時間20：00に英中銀金融政策委員会が開催される。市場予想では、政策金利0.5％、資産購入枠3750億ポンドの据え置きとなっている。同時刻に英中銀金融政策委員会の議事要旨、英中銀インフレ報告が公表される。20：30にはカーニー英中銀総会会見が予定されている。6月のEU離脱を問う国民投票を控えて、金融政策の変更は考えにくい。現状維持予想のなか、ポンドを買い上げる材料も乏しいことも上値を重くしている。