★ドル/円の日足では、ロウソク足が5日SMA(赤線)112.27円を上抜け維持しており、5日SMAも上向きとなっていることから、短期的には上昇基調は維持している。一見すると25日SMA（青線）112.83円がレジスタンスに見える。しかし、10月4日高値114.55円と10月15日安値111.59円をフィボナッチリトレースメントと白銀比率で結ぶと、ちょうど38.2%戻し112.72円がレジスタンスとなっていることが分かる。また、下値では白銀比率29.8%戻し112.47円がサポートとして下値を維持している。

ロウソク足では、陰線となっているものの前日の高値を上抜けしており、上値･下値を切り上げる展開となっている。

ストキャスティクス･スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）は、売られ過ぎ域から%Kが%Dを上抜け、かい離を広げながら上向きとなっていることから、上昇の勢いが強いことを示している。

結論とすれば、現在は上昇過程の中の調整局面となっていると言えそうだ。そのため、白銀比率29.8%戻し112.47円やフィボナッチ23.6%戻し112.29円、5日SMA112.27円近辺までの下落では押し目買い目線となる。