★日本市場が終了した後、時間外取引の米10年債利回りが低水準ながら上昇に転じたことで、ドル買いが入り114円台前半から114円台半ばまで戻る展開となった。その後、市場では『日銀によるレートチェック』の噂が出回ったことで、ドルの買い戻しが進んだ。市場では『これまで重要サポートとして意識されていた2014年12月16日の安値115.565円が回復出来るかが焦点となっていた。しかし、3回トライしたが、115.50円の上値重く下落基調となった。欧州勢が本格参入後は115.20円台を中心に株価を睨んだもみ合い相場が続いた。NY原油が不安定な動きとなったことから、ドル/円は115円付近まで失速した。日経平均先物が一転下落したうえ、欧州株や時間外NYダウの先物も下げ幅を拡大し、米長期金利も低下するとドルは失速した。しかし、NYダウが一転下げ幅を縮小したことで、ドル買いが再燃した。NYダウが不安定な動きとなったことで、ドル/円も売り買いが交錯する不安定な動きとなった。英FT紙が『ドイツ銀行が大規模な優先債の買い戻しを検討』と報じたため、信用不安が緩和されたことで過度なリスク回避の動きが後退した。