★中国株式市場で、上海総合株価指数が6％超安に続落したことで、リスク回避の円買いの流れとなった。前日からのドル反発地合いが維持され、112円近辺でドルが下げ渋った。ただ、時間外取引で米長期金利が低下幅を広げたことや日経平均先物が下落していたことで、戻りも鈍い展開となった。中国株は大幅下落したものの、欧州株が総じて大幅高となったことで、リスク回避の円買いが弱まった。しばらく神経質な動きが続いたが、NYダウ先物がプラス圏を回復するなど株価が買い戻されたことにつれて112.20台まで持ち直した。米1月耐久財受注額が前月比+4.9％増となり市場予想を上回ったことほか、輸送関連を除いた受注額も予想上回ったことで円売り・ドル買いが強まった。しかし、節目となる113.00円を手前ではドル買いも一服となった。一目均衡表の転換線が位置する112.96円レベルが戻りの目途として意識されると上値が重くなった。ただ、米国株高を支えにドル買いの流れは続いた。